向精神薬を不正販売か 近畿麻取、エステグループを捜索
診療所やエステ店を全国展開する「メディカルサロン」グループ(代表・風本真吾医師、東京)が、食欲抑制効果がある向精神薬「マジンドール」を外部のエステ店に不正販売していた疑いがあるとして、近畿厚生局麻薬取締部が、麻薬および向精神薬取締法違反(営利目的譲渡)容疑でグループの関係先など二十数カ所を家宅捜索していたことが27日、分かった。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071228/crm0712280135004-n1.htm
調べでは、風本医師や従業員は昨年7月、大阪市中央区の心斎橋メディカルサロンが向精神薬を取り扱う免許を受けていないのに、外部のエステ店にマジンドールを成分に含む錠剤「サノレックス」20錠を販売した疑い。
マジンドールは食欲抑制効果がある一方、睡眠障害や吐き気などの副作用があるとされ、販売や卸売りには都道府県知事の営業免許が、患者への譲渡には医師の処方が必要。
麻薬取締部によると同グループはマジンドールを使ったダイエット法を提唱し、全国のサロンや美容院などを対象に提携店舗を募集。昨年5月からは「キャンペーン期間」と銘打ち、提携していない外部の店舗にも販売していた。
提携関係にあったエステ店は当時、ダイエットを望む客にマジンドールを紹介し、客に記入させた問診票をもとに同グループの医師が電話で客を問診。同サロンがエステ店にマジンドールを宅配便で送り、エステ店が客に渡していた。価格は同サロンが1錠600円、エステ店は1000円で販売していたという。
麻薬取締部は昨年9~12月、この外部のエステ店のほか同グループのエステ店14店舗と診療所5カ所などを捜索。グループのエステ店では、医師不在のままマジンドールを処方していた医師法違反の疑いもあるという。
風本医師は産経新聞の取材に対し、「捜索を受けたのは事実だが、エステに対して薬を売ったわけではない。捜査側からも『誤解だった』という話をいただいている」と話している。
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