眠れない夜に、ナイトミルクはいかが?
毎日気持ちよく眠れていますか? 周りの人たちに、改めてそんな質問をしてみると、「寝覚めが悪い」「朝起きたときに、疲れが取れていない」「眠りが浅く、睡眠不足」など、意外と今の睡眠に満足している人は少ないようだ。
http://www.excite.co.jp/health/topics/rid_1028
どうして“満足した”睡眠が取れないのだろう? 睡眠を妨げる原因には、いったい何があるのか? 快眠セラピストの三橋美穂さんに聞いてみた。
「今の時代は、睡眠障害になってしまう原因が多くあります。強いストレス、不規則な生活、PCなどによるテクノストレス、日中太陽の光を浴びていない、などが要因としてあげられます。良質な睡眠を得るためには、まずこれらの問題を減らし、適度な運動を心がけたり、カフェインを含む飲み物を控えたり、また、寝る前1時間前から部屋の灯りを落としておくといった、照明の調節も大切ですね」
照明を落とす=視界の暗さも、睡眠を誘導するのに重要なポイントになっているんだとか。例えば、夜じゅう昼のような明るさが続く「白夜」という気候のもとに暮らすフィンランドの人びとにとっても、睡眠障害が大きな問題になっている。ある調査によれば、フィンランド女性の11%、男性の7%、労働者の半分以上が睡眠に悩みを抱えているという。
そんなフィンランドの人たちが、愛飲しているのが「ナイトミルク」。つまり、牛乳なのだが、搾乳する時間が普通のものと違っていて、普通の牛乳は昼間搾乳されるのに対し、「ナイトミルク」は真夜中に搾乳される。
なぜ、夜搾乳される牛乳が睡眠に良いのか?
「その秘密は、“メラトニン”と呼ばれる物質を多く含んでいるからですね。“メラトニン”は、脳から分泌されるホルモンで、光の照射が多い昼間は少なく、夜に向けて徐々に増えはじめ、真夜中にピークに達します。牛も人間と同じメカニズムで分泌され、脈拍・体温・血圧を低下させるなどの睡眠を促す作用や、体内時計との相互調整作用、抗酸化作用、ストレス抑制作用などがあり、“睡眠に欠かせないホルモン”とも呼ばれています」(同)
ナイトミルクの研究をおこなったフィンランドのクオピオ大学によると、夜搾乳された牛乳には、昼間のものに比べ3~4倍ものメラトニンが含まれているんだとか。
光の照射不足や不規則な生活で体内時計が狂ってしまい、メラトニンの分泌が低下する……そこで、「ナイトミルク」を飲み、メラトニンを補給し、睡眠を促すというワケだ。
実際にこのナイトミルクを飲んでみたが、サラリとした飲み心地が牛乳よりも軽めな感じ。うっかり昼に飲んでしまったため、その日の気候も暖かかったせいか、午後は眠くて眠くて仕事にならなかった……。個人的な感想になってしまったが、寝つきが悪い、眠りが浅い、寝覚めが悪いなどの睡眠に悩みを持っている人は、一度試してみても良いかもしれない。
(武田 由紀子)
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