睡眠障害:子ども専門の医療機関開設 県が神戸・西区に来月 /兵庫
◇早期診療と予防目的に「睡眠の大切さ広く発信」--専門医養成や不登校リハビリも
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20080304ddlk28040111000c.html
県は、子どもの睡眠障害を診療する「子どもの睡眠と発達医療センター」を神戸市西区に4月開設する。慢性的な睡眠不足など、子どもの睡眠障害を専門に診療する医療機関は国内でも珍しい。センターは教育関係機関などとも連携して早期の診療に当たるとともに、子どもの睡眠の大切さを広く発信し、睡眠障害の予防に努める。【川口裕之】
センターは、西区の県立総合リハビリテーションセンターに整備する小児リハ病棟に併設され、4月11日から診療を始める。熊本大大学院の三池輝久教授(小児発達学)をセンター長に招き、小児科医数人が診察する。
就寝中に頻繁に目を覚ますなど乳幼児の睡眠障害は、脳の発達に悪影響を及ぼし、自閉傾向やADHD(注意欠陥多動性障害)との関連も報告されている。また、小学生らは夜型社会の影響などで、日常的な夜更かしから慢性的な睡眠不足となり、不登校やひきこもりになりやすくなっているとも指摘されている。
診療では、睡眠障害の要因となる体内時計の狂いを治すため、毎朝、昼間の野外の明るさに相当する光を浴びせる治療設備を10床分導入。一日の体温の上がり下がりのリズムを調整する低温サウナも取り入れる。
センターは専門医の養成や不登校、ひきこもりの子どものリハビリにも取り組む方針。三池教授は「寝るのが遅いぐらいで心身に影響があるのか、と思っている人もいる。子どもの睡眠の大切さを広く伝えていきたい」と話している。
〔神戸版〕
毎日新聞 2008年3月4日
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