“学習医学”からみた正しい社会人の勉強習慣
昇進、資格試験、企画書作りなどにバッチリ役立つ
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資格取得や昇進試験など勉強と縁が切れないサラリーマンも多いが、最近、受験生を持つ親の間で話題の「学習医学」をご存じか?
脳のメカニズムに合った理想的な勉強法を研究したもので、提唱者の吉田たかよし氏は灘高、東大、国家公務員1種といった難関試験を一発合格。現在は受験生外来の「本郷赤門前クリニック」院長として受験生とその親に「学習医学」を応用した勉強法を指導している。
社会人にも役立つというがどんな方法なのか? 吉田氏に聞いた。
「勉強で大切なのは時間ではなく質。勉強に役立つと科学的に証明された睡眠や食事、運動などの生活習慣や、モチベーションの維持や記憶力アップの方法を知ることが欠かせません」
これまで吉田氏が相談を受けた受験生は500人。うち100人は医学部の再受験や司法試験、会計士試験などを目指す社会人だという。
ある30代の銀行員は、人間関係から銀行を辞めて、医学部進学を決意。仕事をしながら「学習医学」を応用した勉強法を実行、1年間で50そこそこの偏差値を65程度までアップさせ、見事合格したという。
そんな社会人向けの勉強法は以下の通りだ。
●睡眠日記をつける
「脳を効率的に動かすには良い睡眠が欠かせません。就寝・起床時間と睡眠の満足度を記した睡眠日記をつけると、自分のベストの睡眠時間を知ることができるのです」
社会人受験生の多くは勉強時間を確保するため、睡眠障害をかかえている。睡眠を改善するだけで学力はアップするという。
●1日5分だけ全力疾走
「やる気が出ないのは脳がSOSを出しているから。運動不足もその原因のひとつ。1日5分間全力疾走すれば、筋肉にある筋紡錘というセンサーから脳に強い刺激がもたらされ、脳全体が活性化します」
●試験前は食事を変える
「勉強中の食事は、脳の神経回路を増やすため、高タンパク、高脂肪、高コレステロールであることが必要です。魚や大豆料理を中心にしましょう。しかし、試験前にはすでに記憶した回路を働かせるためグルコースが必要です。それには消化吸収に時間がかかる冷たいご飯がいい」
●たばこは厳禁
「ニコチンはアセチルコリンという神経伝達物質と同じような働きをします。たばこを吸うと頭がさえわたる気がするのはそのためです。しかし、これが続くと、脳が作るアセチルコリンが減り、たばこを吸えないときは脳が十分働かなくなります」
●寝る30分前に勉強を
「脳の構造上、一度定着した記憶が消えることはありません。人は忘れるのではなく、思い出さなくなるだけ。勉強は記憶を効率よく定着させ、スピーディーに思い出す訓練です。人は睡眠中に記憶を定着・整理する。寝る30分前に記憶中心の勉強や復習をやりましょう。また、5分間に1度、15~30秒間勉強したことを振り返るのもお勧めです」
あなたも試してみる?
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