他人の薬投与され入所女性死亡 佐世保の身障者施設
佐世保市野崎町の障害者施設つくも苑(松尾康弘所長)で今月、女性入所者(68)が介護職員から別の入所者の薬を誤って飲まされ、数時間後に死亡していたことが二十一日分かった。佐世保署が服薬と死亡の因果関係などを調べている。
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji/20080522/01.shtml
施設を運営する県障害者福祉事業団によると、誤って飲ませた薬は、効果が強い睡眠薬と向精神薬計三種類の錠剤と粉末の下剤。本来処方されていたのは比較的軽度な症状で使われる睡眠導入剤と抗うつ剤だった。施設の勤務医が処方していた。
つくも苑内の身体障害者療護施設(百六十五人入所)で十七日午後八時ごろ、二十歳代の女性介護職員が就寝前の入所者に順番に薬を飲ませる介助をしていた際、女性入所者に同室の別の入所者用を誤って飲ませた。
その直後、袋に記された入所者名を見て誤りに気づき、施設外にいた看護師に電話で連絡。様子を見るよう指示された。その後、職員は本来処方されていた薬も自身の判断で飲ませた。十八日午前一時ごろまで異常は見られなかったが、同四時の巡回時には意識がなく、救急車で病院に搬送。同六時すぎ、死亡が確認された。
つくも苑ではミス防止のため、薬を飲ませる前に職員が入所者本人に口頭で名前などを告げて確認する決まりだったが、女性職員は確認していなかった。
死亡した女性入所者は昨年八月に睡眠時無呼吸症候群と診断されていたが、事故当夜は特に変わった様子はなかったという。
二十一日会見した同事業団の西司理事長は「亡くなった方の冥福を祈り遺族、ほかの入所者に謝罪したい」と述べた。
つくも苑は身障者と肢体不自由児の療護施設を併設。以前は県立施設(県立コロニー)だったが、二〇〇六年、設置主体が運営委託先の同事業団に移行され改称した。
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