ご近所のお医者さん:/30 頻尿治療に役立つ患者「日誌」=荒木徹院長 /岡山
◇あらき腎・泌尿器科クリニック(倉敷市)荒木徹院長(69) 年を取ると、一般に男性は前立腺肥大などで尿が出にくくなり、女性はぼうこうを支える筋肉「骨盤底筋群」がゆるんで失禁しやすくなります。また、ぼうこう機能も低下し、トイレが近くなります。最近、「夜中に何度もトイレに起きて困る」という夜間頻尿の患者さんが、男女を問わず大変多いことが分かってきました。
http://mainichi.jp/area/okayama/news/20080527ddlk33070699000c.html
夜間頻尿は、睡眠不足で昼間に元気がなくなったり、暗い中をトイレに通うので高齢者は途中転んで骨折するなどの危険性もあり、日常生活への影響が深刻です。
夜間頻尿の主な原因は三つ。一つは水分の取りすぎです。「血液サラサラ」など、テレビの健康番組などの影響もあって、多量の水を飲む高齢者が増えています。第2はぼうこう機能の低下や前立腺の問題です。尿意の知覚が敏感になるため、ぼうこうにためることができる尿量が減少し、急がなければもれる、もれそうになります。もう一つは睡眠障害です。年を取ると眠りが浅くなって夜中に目覚めることが増え、排尿しないと落ち着かないのでトイレに行くケース。実際にはこれら三つの原因が重なっている方が多い。
原因を調べるには、超音波による残尿測定に加え、「排尿日誌」をつけてもらいます。起床から翌日の起床まで、排尿のつど時刻と量をつけてもらうのですが、患者さん本人も納得しながら治療を進められる利点があります。
治療は、原因に応じて生活の工夫、薬、時には手術です。泌尿器科の医療はこの30~40年、目覚ましい進歩を遂げました。夜間頻尿や尿失禁もその一つです。【山崎明子】
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倉敷成人病センター副院長などを経て95年に開業。的確な診断と治療で患者に満足してもらえるプロの診療と応対を目指す。倉敷市笹沖309の1。086・426・8555。
毎日新聞 2008年5月27日 地方版
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