個展:線維筋痛症と闘う大学生、「命」のいとおしさを詩に--天理 /奈良
◇毛筆の作品41点展示
全身が原因不明の痛みに包まれる難病、線維筋痛症の大学生、早瀬さと子さん(22)=奈良市=が「命」をテーマにした詩を筆で書いた作品の個展が、天理市川原城町、ギャラリーおやさとで開かれている。不登校と自傷行為を経験。「耐え難い痛みの中で、毎日がいとおしいものに変わった。どう生きるかを考えてもらえれば」と話す。4日まで。
http://mainichi.jp/area/nara/news/20080501ddlk29040557000c.html
詩作は小学3年生から始めた。4年生から周囲になじめず不登校に。自傷行為に走り、精神的に不安定な中で、思いつくままに詩をつくった。高校で仲間と話すうち、人に声を掛ける勇気や周囲への関心も高まった。
そんな中、18歳の時に発症。07年に悪化した。広範囲、慢性的な痛みで、疲労感、けん怠感、睡眠障害などを伴うこともある。「鎮痛剤を飲んで眠る夜は、明日は生きて目覚めるのだろうかと思うこともある」と語る。
個展は04年から始め、今回で9回目。「次の1秒があるか分からない中を生きている。だから、詩を書き続けたい」
午前10時~午後5時。無料。利き手ではない左手で毛筆を使って書いた41点を展示する。問い合わせは同ギャラリー(0743・63・1511、内線5875)。【最上聡】
毎日新聞 2008年5月1日 地方版
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