【今日のニュース】携帯電話の使いすぎは10代の若者の睡眠に悪影響を及ぼす
携帯電話中毒(addiction)に陥った10代の若者は、熟睡することができず健康リスクを生じていることが、スウェーデンの新しい研究によって示唆された。米ボルティモアで開かれた睡眠専門家協会(APSS)年次集会で報告された今回の研究は、スウェーデン、サルグレンSahlgren'sアカデミー(イェーテボリ)臨床神経科学部門准教授のGaby Bader博士らが、以前に睡眠の規則性に問題がないと診断されていた14~20歳の健康なスウェーデン人の男女21人を対象に実施したもの。
http://www.yakuji.co.jp/entry7172.html
同氏らは、被験者を自己報告に基づき、電話や短いテキストメッセージ(電子メールを除く)を1日5回利用する群と、1日15回以上利用する群の2群に分け、生活習慣に関する質問票を用いて、睡眠の質、抑うつや怒り、自尊心に対する自己認識を調べた。1週間の睡眠日誌による評価、一晩の睡眠検査と2日間の心臓活動評価も行った。
テキスト/電話の平均利用回数は1日35~40回であったが、15回以上利用する群の中には過度に利用する者もおり、1日200回以上の利用もみられた。夜間に携帯電話を切ると報告したのは1人のみであった。利用の多い群は利用が少ない群に比べて、睡眠時間が不規則で、入眠および覚醒困難、さらにより多くの睡眠障害を経験していた。
また、興奮性飲料の摂取量も多く、そのためか落ち着きがなく、ストレスや疲労も感じやすかった。Bader氏によれば「若者の間では携帯電話など新しい技術がすぐに広がり、24時間連絡がとれなければならないというプレッシャーから中毒になり、深刻な健康問題が生じる」という。
米E.P. Bradleyブラッドリー病院(ロードアイランド州プロビデンス)のMary Carskadon博士は「人との接触は眠らないでいる最良の方法の1つ。脳が『眠りたい』ときにメッセージや電話を受ければ、睡眠障害に陥りやすい。親が注意を払うことが有用かもしれない」としている。(HealthDay News 6月9日)
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