関節リウマチの重症化や睡眠障害に「体内時計」遺伝子が関与か
「体内時計」などと呼ばれる人間の日内リズムを調節する遺伝子系が、関節リウマチ(RA)の増悪にも関与している可能性が示された。RA患者の睡眠障害や、かつて「リウマチ気質」などと呼ばれた特徴的な精神状態を説明できる可能性もあるという。神戸大学大学院医学研究科内科学講座免疫感染内科学教授の塩沢俊一氏らの研究で、6月10日から13日まで開催されている第10回欧州リウマチ学会・年次集会(EULAR2009)で報告した。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20090615/159918/
研究グループは、臨床研究と動物実験の成果を総合して報告した。まず、2007年から2009年にかけて、RA患者200人に対し、睡眠の質に関する標準的調査法であるPSQI(Pittsburg Sleep Quality Index)を実施した。スコアの平均は8.55±4.69で、61.7%は睡眠の質が不良とされる5点超だった。また、活動量の測定により、睡眠時間の短縮、覚醒時間と睡眠後の覚醒回数の増加などが観察された。睡眠障害の重症度を示すこれらの値は、RAの炎症性指標であるCRP値、腫脹関節数、DAS28-CRPといずれも有意な相関がみられた。
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